理事長挨拶

■特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター 理事長挨拶

佐藤隆文

特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター

  理事長 佐 藤 隆 文

 

当センターのホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センターは、日本証券業協会をはじめとする金融商品取引法上の7つの自主規制団体の金融ADR(金融分野における裁判によらない紛争解決)業務を一元化するとともに、第2種金融商品取引についても金融ADR業務を行うことを目的として設立された機関であり、平成22年2月以来、順調に業務を拡大してきております。当法人はしばしば、フィンマック(FINMAC)と通称されます。これは、Financial Instruments Mediation Assistance Centerの頭文字を取った略称です。

 

さらに、フィンマックは、設立以来の法務省による認証に加えて、金融庁長官から金融商品取引法上の指定を受け、平成23年4月1日より、第1種金融商品取引に関する指定紛争解決機関業務(苦情処理及び紛争解決業務)を開始いたしております。

フィンマック設立の背景には、金融商品取引の拡大、複雑化、高度化等に伴い金融分野における苦情・紛争が年々増加傾向にある中で、金融ADRの一層の充実が強く求められてきたことがあります。

 

ADR(裁判によらない紛争解決)には、裁判(訴訟)に比べ、①簡便で迅速な解決を図ることができる、②専門家の知識経験を生かした、きめ細やかで実情に即した柔軟な解決を図ることができる、③当事者のプライバシーに十分配慮した解決を図ることができる、などの特徴があると指摘されております。

フィンマックは、今後とも、このようなADRの特徴を十分生かしつつ、公正中立な金融ADR機関としての役割を適切に果たしていけるよう、最大限の努力を傾注してまいります。特に、今後の業務運営に当たりましては、以下の諸点に重点を置いてまいります。

 

第1に、金融ADR制度の趣旨にのっとり、金融商品取引業者・金融機関とその顧客である利用者との間におけるトラブルについて相談、苦情処理及び紛争解決のためのあっせん業務を公正かつ中立な立場で遂行してまいります。

第2に、利用者の皆様方からのご意見などに積極的に耳を傾け、専門性の発揮と迅速な業務遂行に注力するとともに、技能の一層の向上に向け研鑽に励み、利用者により信頼される金融ADR機関となるよう一層努力してまいります。

第3に、金融商品取引に関するトラブルの未然防止及び金融商品取引業者・金融機関のコンプライアンス体制の充実・向上に資する観点から、苦情処理・紛争解決(あっせん)の状況について適切に情報発信してまいります。あわせて、ホームページなどを通じ、フィンマックの意義や役割の一層の周知に努めてまいります。

第4に、他の金融ADR機関や自主規制団体(フィンマックに苦情・紛争解決業務を委託する日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本暗号資産取引業協会、一般社団法人日本STO協会)との緊密な連携を図ってまいります。

 

金融商品取引のトラブルで悩んでいらっしゃる利用者の皆様には、どうかお気軽に当センターにご相談くださいますよう、ご案内申し上げます。

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